オニール流投資法:N

投資

おはようございます。

以前の記事で紹介した「オニールの成長株発掘法」の内容について、アウトプット&インプットのために少しずつ記事にしていこうと思います。

オニールは過去100年以上の株式市場を分析していくうち、大成長を遂げた銘柄に共通する特徴を発見し、その頭文字をとって「CAN-SLIM」と名付けました。

本日は「CAN-SLIM」の3文字目、「N」についてご紹介します。

Nとは「New~」のこと

Nとは、

  • Newer Companies:新興企業
  • New Products:新製品
  • New Management:新経営陣
  • New Highs Off Properly Formed Bases:正しい株価ベースを抜けて新高値

のことを指し、「新しさ、新規性」がキーワードとなります。

新興企業

日本ならマザーズ、米国ならNASDAQに上場している企業が新興企業にあたると思います。

IPOもこの分類に入るかもしれませんが、私はIPO投資はしていません。

値動きが大きすぎて投機的な要素が強いからです。

少なくとも上場後3年のデータをスクリーニングに使用するようにしています。

新製品

Appleならiphone、DisneyならDisney+(サブスク型の動画配信サービス)、TESLAなら新型モデルなど、新しい製品が発売されると株価は反応します。

いままで無かったような製品・サービスであればあるほど株価への影響は大きいです。

新経営陣

最近なら、2021年1月13日にリクルートHDの社長兼CEOに出木場 久征さんが就任すると言うニュースを受け、1ヶ月で株価が4473円から5500円台まで急伸したことを記憶しています。

株探から引用

ちなみに、出木場さんは

  • 2012年に史上最年少で執行役員に就任
  • indeedを買収し海外進出を成功させた

といった輝かしい経歴をお持ちなので、株価が反応するのも当然かもしれまんせね。

こういった、実績のある方が経営陣に加わったり、トップになったりすることで、多くの市場参加者が今後の成長性が加速すると考え、株価を押し上げるようです。

正しい株価ベースを抜けて新高値

十分な横ばいの期間(ベース)を抜けて新高値をつけた株はさらに値を上げやすいようです。

新高値以上の価格で買った人がいないため売り圧力が出にくいからです。

また、「十分な横ばい期間を経ている」ことも重要です。

もともと上下に大きく振られながら推移しているような銘柄なら、新高値をつけたところで利確売りしてしまう人が増えてしまうからです。

個人的には、この4つ目のNが一番大事ちゃうかなと思ってます。詳細は後述します。

4つのN

大事なのでもう一度書いておきます。

  • Newer Companies:新興企業
  • New Products:新製品
  • New Management:新経営陣
  • New Highs Off Properly Formed Bases:正しい株価ベースを抜けて新高値

という「4つのN」が重要と筆者らは述べています。彼らの研究によると、1880-2008年にアメリカで大化けした銘柄の95%以上が上記のような何らかの変化を示していたということです。

大事なのは新高値

他の成長株投資に関する本を読んでいても書いてあるのが、

「正しいベースを抜けて新高値を更新するのが大事」やってことです。

例えば、下のチャートを見てください。

必殺!カップウィズハンドル!

株探から引用。注釈は筆者。

これは最近話題になったケアネットという銘柄の週足チャートです。

医師向けの情報プラットフォームを提供している会社で、m3と似たようなビジネスモデルです。

12月2日に高値6420円をつけた後、3月5日にかけて緩やかに株価が下落。

その後徐々に回復し4月22日に5900円の高値をつけるも、再度下落していました。

これは世界中の投資家が大好きな「カップウィズハンドル」と呼ばれる形で、超有名です。

投資家でこの名前知らんのは、日本人でサザエさん知らんのと同じくらいヤバいです。

チャートをティーカップに見立てて呼んでおり、このチャートだと、12月2日から4月22日までが「カップ」、4月23日から5月13日までが「ハンドル」に当たります。

カップの部分で握力が弱い株主をふるい落とし、

企業の成長あるいは株価の成長を信じる株主に入れ替わり、

ハンドル部分でダメ押しして弱い株主をふるい落として、

出来高を伴って(チャート青矢印)、新高値をつけるというパターンです。

下げすぎず・下げなさすぎずの横ばい期間を経ることで握力の強い株主しか残らず、新高値をつけてもすぐに利確してしまおうという人がいない状態になってるんですね。

なお、5月31日に高値8160円をつけた後は、流石に上げすぎと判断されたのか、株価は下落傾向です。

カップウィズハンドルの詳細については、別記事で解説します。

新高値を取った銘柄はいつ買ってもいいのか?

答えはNOです。

オニールによれば、「買いの絶好のタイミングとは、強気相場で株価がベースから上にブレイクアウトし始めた時である。ベースを上へブレイクアウトして、買いポイントから株価がすでに5-10%上昇してしまうと、もう買うのは遅すぎる。」とのことです。

新高値を取ったら初動で乗れということですね。

まとめ

以上をまとめると、

「4つのNを満たす企業で、特に株価が正しいベース形成の揉み合いパターンから抜け出るまさにその時に、出来高の増加を伴って新高値に近付いたり実際に新高値をつけた銘柄を買う。」

ということですね。

「どんな良い銘柄でも、適切なタイミングで買え」というのはオニールさんに限らず、色々な有名投資家の方がおっしゃっているので、心に刻んでおきたいと思います。

ちなみに、私はケアネットが週足でカップウィズハンドルの形をしているのに気付いていながら買っていなかったことを今年最大に悔やんでいます。(下は2021年5月18日の私のツイート)

ではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました